妊娠中のトラブル〜妊娠後期〜



妊娠後期

  1. 立ちくらみ

  2. 腰痛

  3. 便秘・痔・下痢

  4. かゆみ・肌の黒ずみ

  5. 妊娠線

  6. 静脈瘤

  7. あしのシビレ・つけ根の痛み

  8. こむら返り

  9. むくみ

  10. 出血

  11. 下腹部痛


立ちくらみ

妊娠中にはよく起こりがちな症状です。妊娠中は自律神経の働きが不安定になったり、血液が子宮に集中することで脳の血流量が不足することが原因のようです。
立ちくらみでフラっとしたときにお腹をうったりするのが心配ですので、目の前が真っ白になったら何かにつかまって体を支えましょう。
もともと妊娠中は貧血になりやすいので、貧血によって立ちくらみがするような場合は医師と相談して鉄剤などを飲むことも必要になるかもしれません。



腰痛

お腹が大きくなると、どうしてもお腹を突き出した感じで生活するので腰に負担がかかり腰痛がおこります。こればっかりは避けては通れないかもしれませんね。

だって、「6`近いおもりを腰につけて生活したら」って想像しただけでも辛いですもんね・・・

予防策としては、正しい姿勢で生活するということでしょうか。そり身になりやすいので気をつけましょう。

時には壁や柱を使ってふくらはぎ・おしり・背中・後頭部がつくように立ち、腰がそりすぎないようにウエスト部分と壁の隙間をなくしてみましょう。これで、正しい姿勢を時々見直し腰痛予防をしてみてください。



便秘・痔・下痢

妊娠するとホルモンの影響で腸の働きが抑えられます。

更に、妊娠後期になってくるとお腹も大きくなって、どうしても運動不足になりがちです。
また、子宮が大きくなることで腸管が圧迫されることも便秘の要因です。

妊娠中には血液循環が悪く肛門の周りがうっ血しやすいので便秘とともに痔になることも多いようです。

実際私も便秘と痔を経験しました。ラキソベロンという下剤を処方してもらったこともありました。でも私の場合は便秘と下痢を繰り返すタイプだったようです。

妊娠中は便秘になるだけでなく自律神経のバランスが崩れて私のように便秘と下痢を繰り返すこともあるようです。でも、ひどい下痢が流産の原因になることはまずありませんので、ご心配なく・・・

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かゆみ・肌の黒ずみ

妊娠中はホルモンのバランスの変化によって皮膚のトラブルが起きやすいようです。また、汗をよくかくようになるので余計にかゆみを増すようです。

私は冷え性で夏でも手足が冷たい人だったのに妊娠して暑くって暑くって、手足もポカポカ汗もよくかきました。なので、ブラジャーのワイヤーのあたりが痒くって・・・

夏場に妊婦の方は(私の場合は8月に妊娠8ヶ月でした・・・)ブラジャーはハーフトップの面100%がおすすめですよ!

また、肌の黒ずみも気になりました。ホルモンの変化でメラニン色素が増えるために色素沈着が起こり乳首や乳輪、外陰部やわきのした(以外だけれど結構黒ずみますよ・・・)などが黒ずみます。

メラニン色素は肌を強くして保護する働きがあるようで、妊娠中からBABYにおっぱいを吸われても大丈夫なように準備をしているのだそうです。

産後、5ヶ月たちますが随分と薄くなりました。(でも、この1年でもとの黒さを思い出せず、父ちゃんとこんなもんだったかな?なんていっています・・・)

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妊娠線

妊娠線はお腹だけでなくおっぱいにもできるので注意!!

妊娠するとかゆみがでますが皮膚をかいたりすると妊娠線になりやすいようですのでそこも気をつけましょうね。
予防のためにクリームなどを塗るとよいそうですが個人差があり、できる人できない人あるので注意していてもできることもあるみたい。
ただ、乾燥は大敵なので使った方がよいのかも。

一度、できてしまった妊娠線を完全に消すことはできないようですが、出産すると時間が経つにつれ、薄くなってきます。

私は、できてしまった派ですが、出産直後は赤紫っぽくて目立っていたけど随分と薄くなって今は白っぽくなりました。(やっぱり、太りすぎたせいかしら・・・)

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静脈瘤

足の静脈瘤がなぜできるのか?説明すると少し難しいので簡単に説明しますね。

動脈と静脈の大きな違いは血圧です。動脈の血液は心臓というポンプで押し出されるので圧は充分なのですが静脈は色んなところを回ってきて主に重力に逆らって昇っていきますよね。
だから、圧が弱いんです。
だけど、逆流しないのは静脈には弁がついているからです。

静脈瘤というのはお腹が大きくなるとできる事がありますが、それはなぜか?といいますと、あしの静脈がお腹が大きくなり圧迫されて滞ってしまっているからです。

滞ってしまった血液は先ほど説明した弁があるので逆流こそしませんが、弁のところが拡張してしまうのです。これを、静脈瘤といいます。(長丁場でしたね・・・)

主に、足のつけねやひざの裏側にできるようです。弾性ストッキングをはいたり、下肢のマッサージを充分にすることで予防に努めましょう。

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あしのシビレ・つけ根の痛み

妊娠後期になると骨のつなぎ目が緩んできます。

骨盤をやわらかく広くしお産の準備をするのです。そのせいで骨盤が緩んだような状態になって痛みを伴います。恥骨が痛くなるのもこれが原因です。
また、お産が近づいてくるとBABYの頭も降りてくるので骨盤が圧迫される事も要因のひとつのようです。

出産後、ある程度の時間が経過すれば自然と治ります。BABYちゃんに、もうすぐ会える!!と思って乗り越えてくださいね。

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こむら返り

なぜだか、夜に多い「こむら返り」の原因は血液循環が悪いことに起因するようです。
血の巡りが悪いところで冷えると筋肉が萎縮してけいれんを起こすようです。

こむらがえりを起こしたら、膝を伸ばしアキレス腱を伸ばすように、足の親指を甲の方に強く押すとよくなります。妊娠後期に入ると、お腹の大きさで血液のめぐりが悪くなるので足を高くして寝るのもおすすめですよ。

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むくみ

妊娠末期になると、血液量が増え体内の水分も増えるのでむくみやすくなります。

また静脈瘤でも触れたように子宮で静脈が圧迫されるために静脈血がうっ滞することも原因にあげられます。

カロリーを摂りすぎないように食事に注意し、塩分も控えめにしましょう。足元を高くして横になったり、マッサージをすることで軽減します。足を高くするだけででずいぶん違いますよ。

むくみは妊娠中毒症の初期症状でもあるので一晩寝ても治らなかった場合や朝からむくみが強い、あるいはむくんだところを指で押すと戻らず痕になるときなどは医師に相談しましょう

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出血

妊娠後期における出血は早産・常位胎盤早期剥離・前置胎盤etcを疑います。
それぞれについては、かなり専門的になるので、ここでは触れませんが、いずれの場合も緊急性が高いですので早急の受診が必要になります。

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下腹部痛

お腹の張りは、子宮が収縮しお腹が固くなる症状で、妊娠後期に入ると高い頻度で起こります。

出産間近になると、前駆陣痛(詳細は→
出産準備)もありますが不規則であればまだ陣痛ではありません。

このような痛みとは違い、激しい痛みや横になり休んでも治まらないetcいつもと違うようなら、すぐに受診して医師の診察を受けましょう。

早産や
常位胎盤早期剥離、前置胎盤etcの恐れもあります。

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